z32 前期・中期・後期の違いについて&アイラブZ32の紹介等




本記事ではz32の前期・中期・後期の違いと『アイラブZ32』を紹介します。

z32は1989年~2000年まで生産され、計6回のマイナーチェンジをおこないました。その間、外装だけではなく中身のほうにもかなり手が入っています。

パッと見るとたいして変わりませんが、エアコンやハイキャスなどの仕様が変更されています。後期(最終型)はボディ剛性が大きく向上しています。

マイチェンを繰り返すことで実用性が向上したので、z32を選ぶ際は変更点を知っておいて損はないと思います。

前期・中期・後期の違いが詳細に語られた『アイ・ラブ・Z32』という書籍があります。

本の要約という形で重要な変更点をピックアップして紹介していきます。

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前期・中期・後期の違いがわかる『アイ・ラブ・z32』第2章の要約

年式による区分

  • 1型:1989年7月~1992年8月
  • 2型:1992年8月~1993年9月
  • 3型:1993年9月~1994年10月
  • 4型:1994年10月~1997年1月
  • 5型:1997年1月~1998年10月
  • 6型:1998年10月~2000年9月

呼び方

  • 前期型:Ⅰ~Ⅱ型
  • 中期型:Ⅲ~V型
  • 後期もしくは最終型:Ⅵ型

z32はマイナーチェンジを繰り返すことで耐久性や実用性が上がっていきました。一般的に前期・中期・後期と区別されますが、深堀すると1~6型までの違いがあります。

1~2型を前期型、3~5型を中期、6型を後期もしくは最終型と呼ぶことが多いです。

ここでは実用性に影響が出る箇所をピックアップして、それぞれの違いを『アイラブZ32』から要約していきます。

1型:1989年7月~1992年8月

Ⅰ型は一番ゴージャスだったと言われており、シートベルトユニットがドアについているのはⅠ型のみです。

しかし初期型らしく、弱点も多かったと言われています。

まずオートエアコンの操作性があまり良くないです。デフブロスター以外の吹き出し口の選択ができません。基本的にコンピューターが勝手に判断して切り替える仕様になっています。

あとはⅠ型はヘッドライトのロービームがとても暗くて大変でした(´Д`)。この辺りは光軸調整したり、社外のHIDを導入したほうがいいと思います。

スラントヘッドライトはz32のアイデンティティの一つですが元々、光量の確保で開発が難航していた実情があります。まぁ、しょうがないですねぇ。

2型:1992年8月~1993年9月

Ⅱ型からオートエアコンの吹き出し口が選べるようになりました。気になるようであれば部品を用意することでⅡ型以降の仕様にスワップ可能です。

この型まではパワートランジスタが北米でリコール寸前になったとかで、対策品に交換しないとエンジンがかからなくなる可能性があります。

3型:1993年9月~1994年10月

3型以降から実用性が上がってくる印象です。

エアコンのガスがR12からR134に変更されましたし、ハイキャスも電動式にアップグレードされました。そのおかげでターボ車のエンジンルームから油圧式のハイキャスユニットが消えました。

パワートランジスタも熱対策と小型化が図られ、コネクタが防水性の高いものに変更されています。

さりげなく、ラック&ピニオン式のギアがシーマやプレジデントに採用されている高精度な仕様に変更されており、操舵フィーリングが改善されました。

コストダウン目的なのか、Ⅲ型からターボ車のブースト計が廃止されたのはマイナスポイントですね。

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4型:1994年10月~1997年1月

4型からフロントキャリパーの材質がアルミからスチールに変更されました。この材質変更に関しては所説ありますが、1型のブレーキは街乗りではちゃんと効きました。

アルミキャリパーでも制動距離が妙に長い場合はオーバーホールすれば大丈夫なはずです。

5型:1997年1月~1998年10月

5型からミッドナイトパープルのボディカラーとバージョンRのグレードが追加されました。

このあたりからVQエンジン搭載の話が持ち上がったみたいですが、大幅な設計変更が必要なことから立ち消えとなっています。RVブームに突入していたので、スポーツカー自体がすでにお寒い状況だったみたいですね。

6型:1998年10月~2000年9月

6型(最終型)は最初で最後のビッグマイナーチェンジと言われており、ボディ剛性が向上しているのは有名な話です。

ド初期と最終型を乗り比べると、剛性の違いを体感的にも感じることはできます。この辺りは年式によるボディ自体のヘタリもあるので一概には言えませんが。

さらにヘッドライトの暗さを解消するためにキセノンヘッドライトが採用されました。

こいつの弱点はインナーベゼルのメッキが剥がれますし、バラストも故障します。しかし価格が高騰しており、zoneさんの価格ではキセノンライト左右:447,120円です。最終型を現車確認するときはメッキ剥がれを確認してみてください。

そしてNAの馬力測定をすると最終型のほうがスペックに近い結果が出ることもあります。

1~6型によって部品供給にも違いがある

1~6型で使用されている部品がそれぞれ違います。

たとえば、『この型のエアコン部品は製廃だけど、こっちの型は新品がまだ買える…』といった違いがあります。

最終型だからと言って全ての部品が買えるわけでもないんですよね(-_-;)。なぜか最終型から製廃になっている部品もあるぐらいですし。

僕が一番困ったのはⅠ型エアコンの吹き出し口を制御するアクチュエーターが製廃だったことですね。これが結構故障するらしく、z32界隈ではひそかに問題となっています。

部品自体を修理する例もありますが、ギアとモーターで構成された精巧な部品なので簡単に直せるわけでもありません。

Ⅰ型だけではなく最終型も最近壊れましたけど、こちらは新品で買えました。

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z32の仕様、そして魅力が感じられる一冊『アイ・ラブ・z32』

ここまで『アイ・ラブ・z32』から前期・中期・後期’(最終型)の違いをお届けしました。

個人的な考えですが、安定性を重視すると4~6型がオススメかもしれません。理由はパワトラやブレーキなどのハード面の改善がされているからです。

今回の記事では代表的な変更箇所をピックアップしてきましたが、書籍では写真付きで解説されています。

また、開発ストーリーや製造現場レポートなども記載されていますのでz32の裏側も知ることができます。いまだに眺めるときもありますし、z32購入後も楽しめる内容でした。

まさにz32の仕様、そして魅力が感じられる一冊になっています。

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