フェアレディz32 セミレストア日記⑤になります。前回の記事ではエンジンとミッションが搭載されたところまででしたが、今回はインテークパイプが装着されたり、内装が仕上がってきました。完成形状が垣間見れる状態になりましたのでご紹介していきます。
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今回、数多くのアフターパーツも導入していますが、中にはポン付けできない製品も多かった気がします。大容量ラジエーターも周辺部品を加工しないと正しく取付できないのには驚きました。適宜、丁寧に作業は進めて頂きまして微妙な精度のパーツも正しく取付てもらっています。
今回の記事は自走前最後になりそうです。ドンガラとなったドナー車の今後の展望を踏まえつつ、セミレストアの進捗についてレポートしていきます。
フェアレディz32 セミレストア日記⑤
現在のエンジンルームの状況です。Z1のバイピングやシリコンホースが付いて、いよいよ駆動系の完成が近づいてきました。シリコンホースは黒で統一しても良かったかもしれませんね。
元がNAですので、前期型特有の油圧ハイキャスユニットはありません。パワトラはタイベルカバー左側に本来であれば付いていますが、熱対策のために移動させます。
気合の赤内装も完成間近。ドナー車に最初から付いていた赤内装ですがおそらくZONE製だと思います。汚れを落としてもらったのでかなり綺麗になってます!
さらに塗装済みのセンターコンソールパネルと追加メーターフードが装着される予定。追加メーターはDefiの水温・油温・油圧計になります。こういったパーツも後からだと装着するのが面倒だから、この機会に導入します。
スピンターンノブも綺麗に装着してもらいました。z32用のスピンターンノブは販売されてません。z32のサイドブレーキのボタンは楕円形だけど、スピンターンノブ側は円形です。したがってサイドブレーキ側を加工しないと取付できません。
こういった箇所もz32は恵まれていないのだけど、この車でスピンターンノブを導入する人なんて皆無だから、販売されないのも頷けます。
色付きのダッシュボードカバーを付けると、z32の場合はフロントガラスに赤色が写り込んでしまいます。運転中は危ないので注意が必要ですね。
たしかダッシュボードは既に製廃なので、新品が出ません。直射日光を予防するためにもカバーは必要ですが、黒やグレーが良いと思います。白Zは黒色のダッシュボードカバーを付けています。
フロントバンパーを取ると、オイルクーラーやエアコンのリキッドタンクの搭載位置を確認することができます。
フロントから刺さったら色々な部品がお釈迦になりそうなレイアウトです。それを防ぐためにフロントバンパー ホースメントがあるのだけど、missionのフロントバンパーに変更しても装着できるかはまだわかりません汗。
オイルクーラーの社外品は取付ブラケットや配管をしっかりと作らないとまともに付きません。結構大がかりな作業になってしまうので、今回は純正のままです。仮に前置きインタークーラーにすると風を受ける事ができなくなるので、前置き化する際は一緒にアップグレードが必要な部品かもしれません。
エアクリーナーに繋がる配管には本来であればブローオフバルブが付いていますけど、綺麗に撤去してもらいました!
前期タイプのテールライトも装着完了。クリーンなz32を製作する際は最終テールが良いのだけど、前期タイプの方が平成初期感が出るんですよねw
ZEESの4本出しマフラーもバッチリ装着完了。z32は両側2本出しや片側1本出しなどのスタイルがありますが、大口径マフラーの4本出しスタイルが好きです。
ワイド・ローのスポーツカーには4本出しでしょう!っていうのが個人的な趣味。マフラー終端がスラッシュカットされていているのも嬉しい演出です。
ピロテンションロッドも装着しました。白Zにはイケヤフォーミュラのブッシュ式のテンションロッドを付けましたが、変化が体感できませんでした。今回は思い切ってピロタイプを選択しました。
加工しないと適切に取付できないアフターパーツを紹介
今回の作業を通じて多くのアフターパーツを取り付けていただきました。z1 motorsportsから大型インタークーラーやステンレスのインテークパイプを取り寄せたり、ラジエーターも容量をアップさせました。しかし、買ってきてそのままポン付けOKとはいきませんでした。
特にポン付けできない代表格がz1製の両出しインタークーラーだった。イン・アウト側の配管向きの精度が悪く、加工しないと取付できないようです。この製品を取り付けた例は僕で2例目だそうですが、両出しインタークーラーはトラスト製が既に製廃らしく、選択肢がこいつしかないw
さらなる注意点として、インタークーラーの厚みが増すとフロントバンパーの種類によってはサイドマーカーと干渉します。そうした場合は加工が必要になってきます。
熱対策でラジエーターもかなり分厚くなっています。z32のターボ車はチューニング目的じゃなくても、社外ラジエータへの交換がオススメです。純正のラジエーターが経年劣化でお釈迦になってオーバーヒートした例は結構あるみたいですから、この車の弱点みたいなもんです。
しかし、ラジエーターを大型化すると手前のエアコンコンデンサー(写真では見えません)に干渉するので削る必要があります。無理やり取り付けることもできるようですが、応力が継続的に加わって疲労破壊するかもだから、部品には健康的ではないです。
また冷却水が通るシリコンホースは純正ラジエーターの厚みに最適化された長さです。大型化することで、シリコンホースの長さが合わなくなるので切断して長さを調整しなくてはなりません。
綺麗に部品を取り付けるには、プロに依頼した方が安心・安全だと思いました。DIYでやろうとすると、これは大変だなと。
ドナー車の展望と今後の予定
もはや存在時代が忘れ去られつつあるオートマのツインターボのドナー車がこちら。辛うじて外観は原型は留めているものの、エンジン・内装は何にも残っていませんwwそして、花粉がボディに付着して若干黄色くなってます。
この車両を捨てられない理由はタマ数の少ない2シーターだという事。2by2だったら処分しただろうけど、2シーターはボディだけでも価値がある。といっても、助手席側からは雨漏りしたり、リフトに上げるとドアが閉まりづらくなるボディですけど。
ボディのヘタリはリアハッチにロールケージを装備すればなんとかなるのでは?
元から付いていた赤内装は見事に何にも残ってませんが、ノーマルルーフの車両から外したパーツを移植すれば内装は復活します。車両を引き取り後に自分で掃除やパーツの整理をしたいと思っています。まぁ、それも一つの楽しみですよね~。
今後のドナー車の展望は、ツインターボ仕様として復活させたいなぁと妄想してます。5速ミッションではなく、ゆったりとしたオートマのままで良いのかも。残念ながら滑っていた強化ATもオーバーホールに出せば復活するのでは?ホントにできるかどうかは謎ですけどね。
— 90s JDM (@90sJDM) 2018年3月22日
外装は↑みたいな感じが良いですね!
流石にNAメンバー化するほど金に余裕はないので、リアメンバーはターボ仕様のままでハイキャスは撤去です。そう考えると、z32のターボは一回バラすと扱いづらい箱だなと思います。ターボのR230デフは汎用性がない上に大変重いので、ターボメンバーとNAエンジンを組み合わせるのは無駄の極み。
よって、ターボ仕様での復活しかありえない汗。いつになるかわかりませんが、開始した暁にはレポート記事をまた作ります。
今後のセミレストアの予定はGW前には機関系が完成し、自走可能になるはずです。地元に持ち帰ってきて車検と板金塗装をする予定ですが、ルーフを塗装時には経年劣化した車体色にマッチするかが課題です。
オールペンしないと駄目そう…ってなったら金がまた飛ぶので、ルーフとボンネットのみの塗装で済ませたいのが本音でございます( ;∀;)
コメント
コメント一覧 (0件)
初めまして
とても分かりやすく見ていて気になる事ばかりでとても為になってます。
自分もZ32乗りで同じような箱変えをしようと思っていてこの先もずっと乗り続けたいと思ってるのですが…
どのくらいの金額が掛かるのでしょうか?(今現在で)
こんにちわ。返信遅れましてすいません..。
ありがとうございます!
今のところ、費用は約250程となってますw(車体費用は含んでません)
後でまとめますが、結構費用はかかりそうです。
誰にでも勧められる内容ではないです><また何か気になることがありましたらコメントお願いします。
忙しいところ返信ありがとうございます。
やはりそのくらい掛かるのですか…
私もLINさんと似たように
ターボの by2、MT→2シーター NA、ATの車両(Tバー)に箱替えして最終的に
2シーターMTのターボにします。
仕様はLINさんとだいたい似た感じ仕様ですかね?
フライホール、ワンピのペラシャ、R200デフ
くらいですかね?
プラス自分の2シーターの車両は左ハンドルになります。
ターボ車の走行距離が約14万ちょいになってましてせっかくエンジンを下ろすならOHもやろうかなと思ってます…
その際も社外タービンも…笑
これまた色々手の掛かる車両になりました!笑
これまでにLINさんのページを見ていて写真をみた限りでは同じ所に車両をお願いしてます!笑
実は自分も何ヶ月も前からショップに出向き話をしていまして…
今は忙しいからと準備待ちの状態でした!笑
LINさんの車両はもう納車されましたよね?
そのタイミングで私の車両もドッグ入りになりました。
ショップに遊びに行ってる時にだいたいの話を聞いてました。
(同じ様な事をしている車両があってだいたいこの位かな〜)
とは聞いていたのですが…
実際に自分の車両であーだこーだしてだいたいこの位かな?
って聞いた時は目が飛び出ましたね…
未だに半分戻ってません…笑
だってその金額で2シーターノーマルルーフのMT、ターボ買えますからね!笑
そこはLINさんの言う通り後悔してもしょうがないですし
買わないで後悔するより買って後悔しろですかね?笑
自分もノーマルルーフをずっと探してのですが偶然に?左ハンドルを見つけてTバーですが(ノーマルルーフが良かったのですが…)購入してしまいました。
これはショップの人の影響ですが!笑
これからもZ32乗りの為になるようなインプレや更新を楽しみしております。
自分の車両が出来上がりお互いに理想の形になったら一緒にコラボ写真を撮ってみたいです!笑
Z32乗りで長く乗り続けたい人にはとても参考になると思うのでこれからも更新を辞めずに頑張って更新して下さい。笑
楽しく拝見させて頂きます。
気合のコメント、ありがとうございます^^
最終的に結構かかりましたw
左ハンドル、エンジンOH、社外タービン..凄いチューニング内容ですねwz32と言えばTバールーフですし、とてもいいと思います。
剛性が気になったらリアハッチにだけでもロールバー仕込めば改善します。
エンジンを降ろしたタイミングでOHをするのは正解だと思いますが、確実に目が飛び出る価格になりそうです笑。
たしかに2シーターノーマルルーフのMT、ターボを買った方が安上がりだということに気が付きますよね笑
しかし大きなリスクを取った分、拘りのz32に乗れるのがこうした作業の魅力かと思います。ターボの左ハンドル仕様はミーティングで相当目立ちそうですね^^
それに大きな作業を実施すればチューニングの知識も身に付きますし、お店との強いつながりも得ることができます。
得るものをちゃんと得た上でですが、どうせならやって後悔した方が良いと思います。
(妄想だけで同じところをグルグル回ってばかりだと何も前進しませんしね><)
お金の面で実現性云々の話はどうしても出てきますが、『拘りのz32+大きな経験』は間違いなく手に入ります。
なるほど、入れ違いだったわけですねw
車両はすでに納車されましたが、地元でナンバー取得と板金塗装等を行う予定です。
その後に最終調整でもう一度、お店に持ち込みます><
公道デビューまであと少しかかりそうです笑
ありがとうございます。z32って今時雑誌も扱わないし、情報は古いままなんですよね汗。塗装以外のDIYは残念ながら全くやらないんですが、これからもz32乗りに役立つ情報を共有していきます。
仕事で忙しいんですが、毎月5記事ぐらいを目標にこれからも更新を続けていきます。
マシンが完成したらぜひ並べましょう!