z32 中古車の注意点:外装編になります。
今回は、自分が経験してきた内容をもとに外装の注意点をまとめていきます。試乗中ではなく、クルマの周りを歩き回って確認する項目が中心。
結局、カーセンサーなどの写真だけではわからないことがあるので、現車確認は必要です。
丁度よくボロボロになっている草ヒロ化したz32/2シーター/Tバールーフの画像などで説明します。
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z32 中古車の注意点:外装編
修復歴:フロントバンパーのチリなど確認

左フロントを当てて板金修理してるz32:フロントバンパーのチリが合ってない
写真は左フロントを当てて板金修理した自分のz32です。修復歴ありでもちゃんと直してあれば良いのだけど、微妙な修理方法だとバンパーのチリが合わないという例です…。
中古車屋の修復歴ありのz32は遠目からみても、フロントバンパーのチリが合ってない個体もあります。ぶつけた箇所と一緒に要確認。
ぶつけたクルマは、アライメントが出なくなります。その後の板金作業無しだと、社外アームを入れて無理やりアライメントを出すことになるので、良いことはないです。
z32にもそれは当てはまります(経験済み)
カウルトップの劣化
カウルトップは劣化すると表面が白くなります。
ドアノブの開閉擦り傷
運転席側のドアノブは頻繁に開閉するのでドアノブが擦れて塗装が剥がれます。
車体色がホワイトだとわかりづらいですが、ブラックだと目立ちやすいですね。
tバールーフとノーマルルーフのモール剥がれ
Tバールーフとノーマルルーフのモールは剥げます。
表面が剥がれて素地が見えてしまいます。以下はTバールーフのモール剥がれの例です。

最終型のTバールーフのモール:モールが剥がれ始めている

助手席側Tバールーフのモール剥がれ①

助手席側Tバールーフのモール剥がれ②
最終型も生産終了から20年経っているので、モールは剥がれるのが常。
モールは、AピラーとTバールーフ側で分割されています。その分、部品点数が増えるので管理はめんどいですね。
カーセンサーの写真を注意して見てみると、Aピラーのモールが全剥げのz32もあったりします。カーセンサーとかだとルーフの写真は、掲載されないことが多いです。丁寧な中古屋は掲載してくれますが、ない場合は現車で確認する必要があります。
ノーマルルーフのモールは、Tバー車とは違って分割されてない一体型です。左右・2本で済むので、比較的管理がしやすいです。
tバールーフ・センターフックの劣化

センター部のヒビ割れ①

センター部のヒビ割れ②
Tバールーフの中央にあるセンターフックは劣化して、表面がヒビ割れたようになります。
ドアガラスとリアクォーターガラスのモール劣化
ドアガラスとリアクォーターガラスのモールは劣化することで有名で、社外のリプロ品が販売されているぐらいです。
リアクォーターガラスの例は以下です。

クォーターガラスのモール劣化:表面がグズグズになってしまう
リアクォーターガラスは日産純正だと、ガラスASSYでした部品が出てないです。そのため、海外製のモールをショップから買って装着するのが一般的。
DIY塗装という手もありますが、モール自体が硬化してガラスを傷つけることもあるそうです。(オートメカニック 2016年7月号:ZONE談)
なので、新品交換したほうがいいかもしれません。
ドアの建てつけ

運転席側:ドアが垂れ下がり、リアクォーター側とのチリが合わない
開閉回数の多い運転席側のドアはいつの間にか垂れ下がってしまい、リアクォーター側とチリが合わなくなります。
助手席側はちょっと怪しいけどまだ大丈夫。。ストライカーを調整すれば微調整は可能。
サイドシルのサビ
Tバールーフのドレンホースが破裂すると、サイドシルに水が停滞して錆びが発生するそうです。
正直、サイドシルはサイドステップが付いてる状態だと確認が難しいです。
サイドステップが付いていない車だと、確認できます。

Tバー車のサイドステップ無のサイドシル(リア側):ドレンホースが破裂すると錆びるらしい…

サイドシル下部の画像:これはまだ大丈夫…

リアバンパーを外したところも錆びるようだ。これはまだ大丈夫
サイドシルの錆び画像は以下のリンクから確認してください。
初期型リアスポイラー付け根のサビ

初期型リアスポイラーの付け根に錆びが発生して穴が空いている
中古車屋で販売されるようなz32はここまでにはならないと思いますが、サビでリアトランクに大穴が空きます。
初期型リアスポイラーとトランクとの接着部に水が停滞して、錆びが出るんだと思います。
これは代わりが効かない2シーターのリアトランクなんですけどね…。
ウレタンの初期型・純正リアスポイラーはブヨブヨになる

ウレタンの初期型リアスポイラー:表面がグズグズのブヨブヨに。
ウレタンの初期型・純正リアスポイラーは表面がグズグズになって変形します。水を吸ってブヨブヨに柔らかくなるので、同形状に近い社外FRPのリアスポイラーに変更するのが一般的。
中期以降はリアスポイラーの形状が変更になったので、初期型のみの不具合です。
燃料タンクのヒット痕
2by2は燃料タンクがリアトランク下に設置されているので、当ててないか確認するのも必要。

2シーターは燃料タンクの位置が違うのでリアトランク下はスカスカ
というのも、2012年に初めて現車確認した最終型・2by2のライトニングイエローが燃料タンクをガッツリ凹ませてました。ガソリン漏れる可能性があるので注意。
2シーターは燃料タンクの位置が違うのでリアトランク下はわりとスカスカ。ぶつける心配はないと思います。
テールライトのヒビ割れ
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比較的状態の良いテールライト(中古)
80スープラだとテールタイトはただのネジ締め固定ですが、z32はプチルゴムで封止されてます。
いざ交換となると結構めんどくさいです。過去にプチルゴムを綺麗に剥ぐ作業だけで疲れました。。
リアガラス・フィルムの劣化
リアガラスのフィルムは経年劣化でグズグズになったります。アフターのフィルムかもしれないけど、一応以下に写真を載せておきます。

リアガラス・フィルム劣化②

リアガラス・フィルム劣化③
劣化して気泡が出てくることがあるようです。

新品交換後のリアフィルム
この車両は最終的にフィルム屋さんに張り替えてもらいました。
まとめ
今回はz32の中古車注意点として、外装編をまとめてきました。
外装の注意点としてz32特有なのは、Tバールーフのモール劣化とテールライトのひび割れ、サイドシルのサビなどでしょうか。明らかにみてわかる修復歴有りのクルマは避けたほうが無難だと思います。
まとめてきた注意点は、自分が経験したことを書いただけなので、他にもあるかもしれません。
何かあれば追記したいと思います。
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