2019年11月24日に栃木県日光市のCLRタクローさんにz32の製作状況を見学させてもらいました。
z32の常識にとらわれない魔改造ぶりが凄いです。
許可を頂いたので、現在の制作状況についてまとめていきます。
[kanren id=”6160″ target=”_blank”]
栃木県日光市の秘境CLRに向かう
今回、z32の製作状況を見学するために久しぶりにCLRに向かいました。
z32自体はだいぶ前から製作されていて、すでに4回ほどエンジンは降ろされています。
z32のコンセプト
[box class=”box28″ title=”z32のコンセプト”]
- 第一形態:VG30DETTが搭載された状態で限界まで軽量化
- 第二形態:エンジンを変更し、1000馬力を目指す
- 第三形態:4WD化
- 第四形態:トップシークレット
[/box]
カスタマイズされるz32は元々、前期の2by2ツインターボでした。
この車両には第一形態〜第四形態までのコンセプトがあり、19年11月現在は第一形態の製作が進行中です。
まずはVG30DETTが搭載された状態で軽量化をはかり、第二形態では排気量の大きいエンジンにスワップされる予定です。第三形態には4WD化がなされることになっています。
第四形態は社外秘とのことで、タクローさんの頭の中だけにイメージが描かれている段階です。
徹底した軽量化のためにボディは全身FRP化
現在、z32はVG30が搭載された状態で、軽量化の施策がなされています。
すでにリアクォーター下部からトランクまでボディはカットされ、ドアとトランクは製品から型取りしたFRPに変更される予定です。
元々のリアトランクはサーキットでのトラブルで凹んでしまったので、解体屋からカットされたトランクの部品を購入。梱包されたほうのパーツで型取りします。
リアハッチもアイローネゲート(FRP)に変更するので、取り外されています。
FRPのアイローネゲートは極上製で、窓は強化アクリル製です。
エアコンやABSも撤去し、室内ハーネスも間引かれています。純正で28kgあった室内ハーネスは7kgまで軽量化されました。
もともと束になったハーネスがフェンダーをつたっていますが、数本残っているだけとなりました。
エンジン周辺について
現状、エンジンのピストンはノーマルですが、ヘッドガスケットは変更。カムは264°を4つ装着。コンピューターはMOTEC、タービンは当事モノのBLITZのKT3が採用されています。
ブーストは1.4kgf/cm2で約550馬力とのことでした。
インタークーラーは前置きタイプを採用。HKS風の安物らしいので、海外製かと思われます。
z32ツインターボのデフは汎用性のないR230となっており、普通であればファイナルの変更はできません。しかし、リアメンバーを切断してブラケットを追加し、デフを変更しています。
NAがR200である一方、デフの汎用性の無さはツインターボの悩みのタネになっていました。
切った貼ったで解決してしまうタクローさん、すごい(^_^;)
油圧パワステは電動化
z32は最終型までずっと油圧パワステでしたが、電動パワステにスワップされました。
使用されたのはエクストレイルの電動パワステユニットです。欠点としては純正ダッシュボードが装着できなくなります。
ナンバー付きの車両を電動パワステ化するときはエクストレイル以外のユニットが必要かもしれません。
【CLRタクロー】z32の製作状況まとめ
今回はCLRのタクローさんが製作を進めているz32についてお届けしました。
現在は第一形態として、VG30DETTが搭載された状態でクルマ全体の軽量化がなされています。
将来的にエンジンスワップと4WD化の予定があるので、今までにないz32が仕上がりそうです。
[kanren id=”6160″ target=”_blank”]
コメント