オメガブーストの機体設定|最後の希望”Ω”の名を冠された新世代プロダクノイド

オメガブーストとは、1999年に発売されたプレイステーション用ゲーム「オメガブースト」に登場する空間戦闘用新世代プロダクノイドの名称。

アルファ・コアが宿った真空管の破壊を目的とした作戦「オメガ・オペレーション」の中心的存在である。

今回は機体解説として、ANNP-X01「オメガブースト」の魅力と設定をまとめていく。

オメガブーストのエンディングの考察|アルファ・コアが最後にした事とは?

オメガブーストの機体設定|最後の希望”Ω”の名を冠された新世代プロダクノイド

空間戦闘用新世代プロダクノイド:オメガブースト

空間戦闘用新世代プロダクノイド「オメガブースト」

  • 正式名称:ANNP-X01(空間戦闘用新世代プロダクトノイド”オメガブースト”)
  • 全長:13.2m
  • 武装:専用大型複合ランチャー、ホーミングレーザー(最大16発同時発射可能)、ヴァイパー・ブースト
  • 防御機能:対エネルギー・スフィカルバリアー
  • 探査装置:リモートコントロール式マイクロ独立探査装置「ハミングバード」
  • 開発元:ウェイバーン、アロー・エレクトロニクス、モトス重工、トワミ発動機

オメガブースト開発ストーリー

ネットで増殖したアルファ・コアは人類に宣戦布告する

ネットで増殖したアルファ・コアは人類に宣戦布告する

21世紀末、地球連合軍は慢性的人員不足に陥り、兵器の70%がNPS(Non Pilot System)と呼ばれる無人自動化装置で制御されていた。自動兵器にはAIが搭載され、ネットワークと接続されていた。それが裏目に出てしまい、全兵器が情報生命体「アルファ・コア」にハッキングされ、人類の敵となってしまう。軍は残った有人兵器で反撃を試みたが、接続されているネットワークからハッキングを受けて無効化されてしまう。

焦った人類は、惑星イータに設置されているタイムシャフト(タイムマシン)を利用してアルファ・コアの破壊を計画する。しかし、計画を事前に察知したアルファ・コアはタイムシャフトを人類から奪取。さらに自身の分身を宿らせた真空管をENIACに組み込み、歴史改変を図ろうとした。

人類はその真空管を破壊する作戦「オメガ・オペレーション」を立案。世界中の英知を動員して高性能有人兵器の開発に着手し、空間戦闘用新世代プロダクトノイド「オメガブースト」の開発に成功する。”Ω”には最後の希望という意味も込められている。

本機はアルファ・コアのハッキングに支配されない「アナザーネットワーク」のコンピューターで構成された最初のプロダクトノイドである。敵機と判別しやすいように、人型のフォルムに近いデザインで設計された。操縦システムには脳と機体を直結させるダイレクト・ドライブ・システム(D.S.S)が搭載されているため、操縦できる人間は限られた。

平時は連合宇宙軍司令部の格納庫に収容されている。出撃の際にはガンサプライから大型複合ランチャーとメインロケットユニットを受け取り、超空間カタパルトから作戦空域に射出される。

単機でタイムシャフトを通過可能だが、オメガ自身にはタイムマシンとしての機能はない。通過先の世界にタイムシャフトがない場合、オメガ単体では帰還不能となる。

大型複合ランチャー:大出力エネルギービームを発射可能

オメガブーストの武器:大型複合ランチャー

オメガの専用武装:大型複合ランチャー

大型複合ランチャーのスペック

  • 最大出力:5.24×e^23[TW]
  • 最小出力:2.41×e^15[TW]
  • 全長:9215[mm]
  • 重量:3.6[t]

オメガブーストは専用武装として、大型複合ランチャー(Complex Gunlauncher)を装備している。

大型複合ランチャーから大出力エネルギービームを発射可能だが、作戦中に1度しか使用できない。その威力は絶大で戦闘艦ならびにその周辺の機動兵器群を瞬時に消滅させることができる。発射時はランチャー自体が変形し、オメガに接続してエネルギー供給も受ける。通常は3連装ガトリング式パルスレーザー・モードで使用する。冒頭のオープニングで大出力エネルギービームを使用してしまっため、ゲーム本編ではパルスレーザー・モードでしか使用できない。

オメガブーストはオープニングで大出力レーザービームを最強艦隊に向けて使った

元・連合宇宙軍の最強艦隊に向けて切り札を使った

オープニングに登場した敵機は、連合宇宙軍最強と呼ばれたクレオーン級戦闘艦である。アルファ・コアに乗っ取られてしまい、敵となって出現。そのため、レスター中尉はこれ以上ないタイミングでオメガの切り札を使っていることになる。

クレオーン級戦闘艦はあとにアルファ・コアに改造されて、半有機体戦艦デルグレとなって登場。

オメガブースト最終攻略ガイドによればホーミングレーザーもランチャーから発射しているとの記載があるが、発射口などは明示されていない。

対エネルギー・スフィカルバリアーとヴァイパー・ブースト

オメガブーストの防御機能:対エネルギー・スフィカルバリアー

対エネルギー・スフィカルバリアー

オメガブーストは防御装置として、「対エネルギー・スフィカルバリアー」を搭載している。自機周辺に展開させることでクレオーン級の主砲にも耐えることが可能。

さらにバリアーの出力を限界まで引き上げることで、「ヴァイパー・ブースト(Viper Boost)」を発動することもできる。本機能によって自機を弾丸化させ、敵機に突進攻撃を仕掛けることが可能。しかし、VBの使用はオメガ自身にも大きな負荷を与えるため、通常は背部のメインロケットユニットを用いた戦闘形態を取る。

オメガブーストの操縦・モニターシステム

D.S.Sが搭載されたことで限られた人間しか乗ることができない

オメガブーストにはパイロットの脳と機体を直結させて操作する”ダイレクト・ドライブ・システム(D.S.S)”が組み込まれている。

このシステムによってオメガの操縦がなされるが、心身に過大な負荷がかかるために限られた人間しか操ることができない。そのため、オメガ開発チームの一員でD.S.S適応者でもあったレスター中尉がパイロットとして選定された。パイロットスーツのヘルメットには脳波センサ、背部にはD.S.Sとの接合用コネクタが用意されている。

武器トリガーは旧来の機器を使用

操縦系統全てが脳波コントロールではなく、武器トリガーとバーニア制御については旧来のコントロール機器で行われる。オメガのコクピットは首の下に設置され、パイロットはシートに固定された状態で内部にスライドしてロックされる。

オメガブーストの裏設定:失明しているかどうかを解明するヒント

網膜投影型モニター:バーチャゴールにノイズが走り、次第に軍曹や格納庫が見えるようになる。

オメガのモニターシステムには網膜投影型モニターが採用され、バーチャ・ゴーグルからの外界情報を網膜に直接投影している。バーチャ・ゴーグルとは、レスター中尉の目の前を覆っている黒いゴーグルのこと。また、ヘルメット内部には曇り止め乾燥剤カプセルも設置されている。

リモートコントロール式マイクロ独立探査装置「ハミングバード」

オメガブーストのリモートコントロール式マイクロ独立探査装置「ハミングバード」

真空管の交換にはマイクロ探査装置が使用された

オメガブーストにはリモートコントロール式マイクロ独立探査装置「ハミングバード」が搭載されている。アメリカ・フィラデルフィアにあるENIACの真空管を交換する作業で使用された。本編では機種本体は出てこず、搭載カメラからの映像がエンディングで流れた。

レスター中尉はLAST ZONEのあとにタイムシャフトを通過し、世界最初のコンピューター”ENIAC”が存在する過去の世界にたどり着く。中尉はハミングバードを起動させ、ENIAC内に潜入させる。そして、探査装置は17,468本の中からアルファ・コアが潜伏している真空管をサーチして、交換することに成功した。

これにより、(表向きには)アルファ・コアの計画は崩壊することになる。

任務終了後のオメガブーストの所在は不明

オメガはアルファ・コアを撃退し地表に降り立ったが、、

最終的にアルファ・コアを退け、タイムシャフトを通過して過去の世界に降り立ったオメガブースト。その機体はすでに満身創痍の状態であったが、ENIACの元にたどり着いたと思われる。

しかし、オメガがその後どうなったかは本編では語られていない。。。

総評|レスター中の裏設定・失明について

今回はオメガブーストの機体解説をまとめてみた。

オメガブーストのモニターシステムの話で、一つだけ注意点アリ。

レスターのパイロットスーツの設定には「網膜投影型モニター」と注意書きがあるだけで、動作仕様までは説明されていない。また、「バーチャ・ゴーグル」という名称はオメガブーストのオープニング絵コンテに出てくる。そこには「レスターの主観、バーチャゴーグルにノイズが走って軍曹や超空間カタパルトがみえる」と記載がある。

網膜投影型モニターというのは実際に実用化もされていて、眼球の中にある網膜に映像を直接投影するディスプレイのことを言う。

そこで、断片的な設定と実際の原理をもとにして「バーチャ・ゴーグルから、外界情報をレスター中尉の網膜に直接投影している」のだろうという、あくまで推測という形でまとめた。

また、レスター中尉は「オメガとの神経接続と同時に失明している」という裏設定があるらしいのだけど、外界情報を脳に直接送っているのであればありえると思う。しかし、断片的な設定を見る限り、外界の情報は脳ではなく「目」で処理しているので、レスターは失明していないのでは?とも推測できる。

こればっかりはただの推測でしかない。もしかしたら、「失明」に関する記述が当時のファミ通などに記載されていたのかもしれない。裏設定に関しては、また別の機会に考えられればと思う。

  • 参考文献:オメガブースト最終攻略ガイド
  • 参考文献:オメガブースト完全攻略ガイド
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オメガブーストのエンディングの考察|アルファ・コアが最後にした事とは?

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