z32の2by2と2シーターの違いについて

フェアレディz32には、2by2と2シーターのボディタイプがあります。

一般的にはリアシート有無の違いだけと認識されています。しかし、各ボディタイプごとに専用設計されており、運動性能にも違いがあります。

2by2と2シーターのどちらを買うかで、z32ライフは変わってきます。それぐらい重要。

[say name=”LIN” img=”https://paperwave1999.com/wp-content/uploads/2019/01/4.jpg” from=”right”]ホイールベースが違うので両方運転すると、別物だと感じます。[/say]

今回はどちらも乗った私の実例から、2by2と2シーターの違いを書いていきます。

[kanren id=”2450″]

目次

乗車人数:2シーターは緊急時に人が乗せられない

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[box class=”box28″ title=”2by2と2シーターの使い勝手の違い”]

  • 2シーターは緊急時に人が乗せられない
  • 2by2はリアシートが倒れるので荷物がたくさんつめる
  • 2シーターのリアガラスは小さいから後方視界が多少見にくいかも[/box]

2by2は4人乗りです。

2by2の後部座席は後ろに人が乗せられたり、荷物置きにもなります。

大人でも短時間であれば我慢できると思います。身長175cm、体重65キロの自分は大丈夫ですが、体格の良い人は頭がリアハッチに当たりますので注意は必要です。

フロントシートはリクライニングができるので、PA等で座席を軽く倒して休憩することもできます。後部座席があると荷物も置けますし、何かと重宝します。

2シーターは2人乗りです。

わずかにリクライニングすることもできますが、休憩するときは大変ですね。後部座席はないので、荷物を積むときはトランクのみを頼ることになります。

後部座席の恩恵は高く、どうしても2シーターの悩みの種となります。

トランク容量:2by2はリアシートが倒れるので荷物がたくさんつめる

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2by2のリアトランクになります。GTカーだけあって沢山の荷物が積めます。さらにリアシートを倒すことでより多くの荷物を積めます。ドリフトの練習をするときは助かります(-_-)

2シーターのリアトランク

2by2と比べると2シーターのトランク容量は少ないです。リアシートもないのでボード板などの長い荷物を載せるのは難しいと思います。しかし2シーターの方がトランクが深いので、少しでも容積を稼ごうとした形跡があります。

ルーフの仕様:ノーマルルーフは雨漏りしない

z32 ノーマルルーフ

ボディ形状 Tバールーフ ノーマルルーフ
2by2 ×
2シーター

2by2はTバールーフのみ、2シーターはTバールーフとノーマルルーフの設定があります。

[box class=”box28″ title=”z32 Tバールーフの良いところ・悪い子ところ”]

  • 暖かい季節では開放感が素晴らしい
  • 60km/hあたりから風切り音が発生
  • いつか雨漏りする
  • モール類などの保守部品の値上がり
  • サーキットでの横転はちょっと怖い[/box]

暖かい季節にTバールーフを外すと解放感があります。完全オープンではなくルーフが外れるだけなので、目立ちすぎずにオープンカー気分が味わえるのが素晴らしいのです。

ただ、モール類が劣化すると雨漏りしますし、初期型のTバーはボディ剛性にちょっと問題あり。初期型の2シーター・Tバーをリフトで上げると、ドアが閉まりづらくなったりしました。

しかし、Tバールーフのボディ剛性は最終型でかなり改善されています。

[say name=”LIN” img=”https://paperwave1999.com/wp-content/uploads/2019/01/4.jpg” from=”right”]実は初期型のノーマルルーフよりも、最終型のTバールーフのほうがボディ剛性は優れています。[/say]

一方のノーマルルーフは雨漏りの心配がないので、Tバールーフの保守部品の高騰に怯える必要がないです。寒い時期はTバールーフを絶対に外さないので、必要性を感じないのであれば、ノーマルーフのほうがおすすめ。

しかし、ノーマルルーフは絶対的にタマ数が少ないのが最大の問題です。辛抱強く中古車を見つける必要があります。

[say name=”LIN” img=”https://paperwave1999.com/wp-content/uploads/2019/01/4.jpg” from=”right”]2by2にノーマルルーフの設定があれば最高なんだけどね…。[/say]

Aピラーから流用できない部品が多い

Aピラーからボディ形状に違いがあるので、2by2と2シーターとで流用できない部品が多いです。

ミッションは2by2と2シーター共に共通ですが、プロペラシャフトの長さが違います。マフラー、Tバールーフ、リアバンパー、サイドステップ、リアハッチなどは流用不可です。

トランクの内装パーツも形状が違いますので、ヤフオクで中古パーツを買うときには注意が必要です。

2シーターはワインディング向き、2by2は直進安定性に優れている

2シーターと2by2はホイールベース・トレッド比が違う

[box class=”box28″ title=”ポイント”]

  • 2シーターはワインディング向き、2by2は直進安定性に優れている
  • ホイールベース・トレッド比に違いアリ
  • 車両重量も大きく違う[/box]

ボディは2シーターと2by2でまったくの別物です。

2by2のホイールベースは2450mm、2by2は2570mmで120mmも違いがあります。そのため、ハンドリングに大きく差があります。2by2は高速直進性に優れていて、2シーターは峠などのワインディング向きの仕様に仕上がっています。

z32で峠を走りたい!っていう方は2シーターのほうが走りやすいです。

遠方に旅行にいく機会が多い人は、高速道路の安定感がとてつもなくある2by2がオススメです。

まとめ


今回は、z32の2by2と2シーターの違いについてまとめてきました。

両者の大きな差はやっぱりハンドリングですね。

2シーターのハンドリングは2by2よりクイックです。タイトコーナーに入っても2by2より軽快に曲がることが可能です。2by2はロングホイールベースが生きる最高速ステージやデカいサーキット向きと考えられます。

ボディタイプは購入後に改造ができないです。

Tバールーフを埋める加工は100万円以上かかるといわれており、ルーフの仕様も大切です。

というわけで、楽しいz32ライフを送るためにもボディタイプとルーフ仕様は妥協しないほうが良いですね。

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