新世紀エヴァンゲリオンTVアニメ版・22話で、幼女アスカはサルのぬいぐるみを抱えています。
それらは元々設定で決まっていたわけではなく、、
庵野監督が宮村優子さんにある質問をした結果、アスカがサルのぬいぐるみを持つことになりました。
今回はその理由について紹介します。
庵野監督と宮村さんのやり取りで、アスカのぬいぐるみが「猿」になった
アニメージュ1996年7月号の宮村優子さんの連載「ガッツで行こう!」にて、幼女アスカがサルのぬいぐるみを抱えていた理由が明かされています。
内容は以下の通り。
「エヴァのサル・るるる」
みやむーがいつも描いているのが大好きなおサル。
「エヴァで庵野監督にぬいぐるみをもらうとしたら何がいい?」と聞かれて、そりゃもーサルっすよ!と答えたら、じゃあ今度そのサル踏み潰すから、って。
へ!?と思ったら、副監督の鶴巻さんにサル描いてと頼まれて。そしたら22話で子供のアスカの足元に踏み潰されたサルがー!
(泣)。
綿、出ちゃってるし。ううう」。
引用元:アニメージュ1996年7月号:みやむーの”ガッツ”なキーワード
要約
- 庵野監督「エヴァで庵野監督にぬいぐるみをもらうとしたら何がいい?」
- 宮村さん「そりゃもーサルっすよ!」
- 「じゃあ今度そのサルを踏み潰すから」と伝えられた上で、宮村さん自身がサルをデザイン
- その結果、22話「せめて、人間らしく」で幼女アスカが猿のぬいぐるみを持つことになった
このように、サルのぬいぐるみを幼女アスカが持っていた理由は、庵野監督と宮村さんのやり取りで決まっていきました。
テレビアニメ版22話はアスカが精神攻撃される回です。
せっかく登場した猿のぬいぐるみも、踏み潰されるという散々な扱いを受けます。
作品の内容が、監督と声優の会話で決まっていったというバックストーリーは、EOEの「気持ち悪い」にも通じるところがあると思います。
アスカが抱えていたぬいぐるみが「猿」になった理由まとめ
本記事では、エヴァ22話で幼女アスカが抱えていたぬいぐるみが「猿」になった理由について紹介しました。
宮村さんはサイン色紙にも猿を描きますが、22話のぬいぐるみについては本人の趣向が反映されています。シン・ヱヴァンゲリヲンの幼女アスカのリュックサックにも、猿のぬいぐるみがぶら下がっていたから、コイツの存在は忘れられてないはず。
劇場版EOE(1997年)のラストのセリフ「気持ち悪い」も、監督からの質問に対して宮村さんが発した言葉でした。
要所要所で、宮村さん自身の趣味趣向がアスカに投影されているかもしれないです。