新型86のエンジンが2.4L化される必要性|北米では同価格帯にマスタングとカマロがいる

2020年8月にミシガン州のトヨタ研究所近くで、新型86が目撃されました。

現状、新型86には2.4リッターエンジン・FA24が搭載されることがもっぱらの噂です。日本サイドからみると、2リッターのままでいいのに排気量が上がること自体が意味不明ですが、北米では商品性向上のために必要なんだと思います。

というのも、北米では、現行86の同価格帯に約310馬力のマスタングと、約278馬力のカマロが存在しているからです。

北米だと、トヨタ・86とマスタングは同価格帯の競合車

トヨタ・86と低グレードのマスタングは、北米では競合車となっている

2020年8月13日に海外自動車メディア『carscoops』が公開した新型86のスパイショット。

気になるのはマスタングを引き連れている点ですが、ベンチマークとして使ってるんだと思います。

『マスタングって86よりも高価格帯のクルマでは?』と思う方がほとんどだと思いますが、北米だと約310馬力を発生する2.3リッター・ターボエンジンを搭載するエントリーモデルが、86と同価格帯で売られています。

驚くことに北米では、200馬力の86/BRZと、300馬力超えのマスタングは同価格帯の競合車になっています。

北米では86と同価格帯で、低グレードのマスタングとカマロが購入可能

北米ではマスタングが、$26,670(281万円)から購入可能。トヨタ・86と同価格で、2.3リッターターボエンジン、6速MTのFRスポーツカーに乗れる。

北米では、トヨタ・86は$27,060(285万円)から購入可能。しかし、4気筒ターボエンジンを搭載するマスタングとカマロの低グレートと価格がモロ被りしている。日本での価格は267万円から。

北米では、トヨタ・86と同価格帯でマスタングとカマロの低グレードが購入可能です。以下に比較表を用意しました。

スペックと価格はアメリカの公式サイトから引用していますが、単位変換をすると日本スペックと誤差が出ています。参考程度ということでご了承ください。

メーカー 北米トヨタ フォード シボレー
グレード 86 マスタング EcoBoost® Fastback CAMARO 1LS
エンジン 水平対向4気筒 2リッターNA 直列4気筒 2.3リッター・ターボ 直列4気筒2リッター・ターボ
馬力・トルク 207.8ps/21.6kg・m 314.3ps/48.4kg・m 278.8ps/40.8kg・m
トランスミッション 6速マニュアル 6速マニュアル 6速マニュアル
駆動方式 FR FR FR
車両重量 1259kg 1606kg 1519kg
パワーウェイトレイシオ 6.1 5.1 5.4
価格 $27,060(285万円) $26,670(281万円)
$25,995(274万円)

現行のマスタングとカマロの低グレードは、低排気量ターボエンジンを搭載しています。日本には入ってきませんが、ちゃんと6速マニュアルも用意されています。

マスタングに至っては、サイドブレーキも装備されています。この2台をブーストアップするだけでも、さらに遊べるクルマになりそうですね。

一方の86は、2台と同価格帯でありながら、2リッターNAエンジンで200馬力程度しかなく、スペック負けの印象を受けます。もちろん、86のほうが車両重量が軽く、アメスポよりも曲がると評判なので、その辺りのアドバンテージはあると思いますが…。

そうは言っても、もしマスタングとカマロのエントリーモデルが日本でも同価格で売られていたら、86の存在感は落ちるんじゃないかと想像できます。

ちなみに、2019年の北米での販売台数は、トヨタ・86が3,398台、マスタングが72,489台、カマロが48,266台。

この3台の中で一番売れていないのが、トヨタ・86。マスタングとカマロはグレードがとても多いので単純比較はできませんが、そんな状況です。

新型86のエンジンが2.4L化される必要性|エンジンパワーを上げることは北米での商品性向上につながる

新型86:ターボエンジンを搭載してマスタングのエントリーモデルと同価格帯で売らないと、コストインパクトが薄いのが正直なところ…。

アメリカでは、ターボエンジンを搭載したFRかつ6速マニュアルのクルマが$2845(300万円)を下回る相場で出回っています。

日本サイドからみると、86が2.4L化されることが、そもそも意味不明に感じますが、北米では同価格帯にほぼ上位互換のマスタングとカマロがいます。エンジンパワーを上げることで、商品性向上に繋げるつもりなんだと思います。

ただ、仮に86が2.4LのNAエンジンを搭載したとしても、マスタングらのエントリーモデルに太刀打ちできるかというと怪しいです。多分出せても220馬力程度が限界なんじゃないだろうか…。

だから、海外の自動車メディアは希望観測的に『新型86は、アセント(スバル)の2.4リッター・ターボエンジン・FA24を搭載する』と発信してるんだと思います。

新型86には、250馬力以上を発生する2.4Lターボエンジンを搭載して、マスタングのエントリーモデルと同価格帯で販売するレベルでないと、北米ではコストインパクトがなさそうなんですよね。

個人的には、新型86が次期ドリ車、「令和のシルビア」になってくれることを願って、ターボエンジンの搭載を希望します。

ですが…!多分、NAエンジンのままで発売されると思います。86が250馬力も出したら、現行スープラSZの立ち位置を完全に奪ってしまいますからねぇ。。

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