z32naをエンジン載せ替えでターボ化するメリットやデメリットは何?




本記事ではフェアレディz32 naをエンジン載せ替えでターボ化するメリットやデメリットについて紹介します。

z32 naのターボ化を検討中の方は一定数いるはずですが、実行に移す方は少ないと思います。

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色々あってNAのオートマの箱をターボ化、ミッション載せ替えもしてクルマを作ってもらっています。

z32でここまでやるのは相当、少数派だと思ってます( ;∀;)。素直に最初からターボ車買っておけば良かったんじゃいと思いますが、後悔してもしょうがない。

そうした経験からエンジン載せ替えによるターボ化をするに当たってメリットやデメリットを整理しました。z32のターボ化をする人がいるかもしれないので、情報共有が目的です。

z32の場合、NAをターボ化した方が贅沢装備がなくトラブルの少ない良いクルマに仕上がると言われています。それでは順に紹介していきます。

 

z32NAをエンジン載せ替えでターボ化するメリット

z32NAをエンジン載せ替えでターボ化するメリット

  1. R230ではなく、汎用性のあるR200デフが使える
  2. 故障の原因になるハイキャスが最初からない
  3. 純正ターボ車よりも軽量化できる
  4. 電装・駆動系がリフレッシュされる

R230ではなく、汎用性のあるR200デフが使える

z32のR230デフとR200デフ

左:R230デフ、右:R200デフ

z32のターボ車はリアのデフにR230(写真左)を使用しています。一方のNAはR200デフ(写真右)です。

重量測定はできませんでしたが、R230デフは腰が砕けるレベルの重さですww

z32発売前のベストカーの記事によれば、280馬力に耐えるために強度の高いR230を搭載したようです。ただz32のR200がデフブローした話は聞いたことないので、選択肢も豊富でなおかつ軽いR200デフの方がなにかと潰しが効くのかなと思います。

見分け方はドライブシャフトの固定ボルトの点数がR230は6点、R200は5点です。固定点が1つ多いのは高馬力に耐えるための設計配慮ですかね。

ターボ用のメンバーにはR200をポン付けできません。ターボ車をR200化するにはNAのリアメンバーごと買ってきて交換する必要があります。どちらにせよ面倒ですね( ;∀;)

ハイキャスが最初から付いていない

写真のようにターボ車のリアメンバーにはハイキャスユニットが装着されており、電子制御で後輪も制御してくれる贅沢装備です。

ただ、スポーツ走行時(特にドリフト)は不可解な挙動を示すらしく、キャンセルロッドを装着して機能をOFFするのが一般的です。

経年劣化しているとまともに動作しているのかも怪しいです。

初期型の油圧ハイキャスはエンジンルームにコントロールユニットも鎮座しており、見栄えはあまり良くありませんw

パワステポンプ周りから配管が出ているので、真面目に撤去しようとするとメンドクサイです。

NAの箱であれば元からハイキャスは付いていないので、トラブルを気にしないで乗れます。

純正ターボ車よりも軽量化できる

純正ターボ車にはハイキャスやR230デフ等の贅沢装備がありトラブルの原因にもなることがあります。

計測したことはありませんが、R230+ハイキャスユニットが装着されているターボのリアメンバー周りの重量はNAよりも重いと推測されます。

したがってNAの箱をターボ化すれば、純正ターボ車よりもトラブルが少なくて軽いクルマに仕上がるだろうと推測されます。

(重量計測して純正ターボ車と変わらなかったらどうしようww)

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やっていることはオリジナルのグレードを作る行為に近いです。

電装・駆動系がリフレッシュされる

副次的なメリットですが、ターボ化はエンジン降ろしを伴う作業です。その際は補器類は新品もしくはリビルト品に一新されますので、電装・駆動系がともにリフレッシュされます。

状態の悪いターボ車に買い替えるよりもNAをターボ化した方がトラブルレスで乗れると思います。

『NAじゃなくて、やっぱりターボ車を買えばよかった!』と後悔している方がいれば、NAのターボ化という悪くない道筋が残っているので万事オッケーかと(^^♪

z32NAをエンジン載せ替えでターボ化するデメリット

z32NAをエンジン載せ替えでターボ化するデメリット

  1. 費用がかかる
  2. 完成までにある程度の期間が必要
  3. 前後重量バランスが悪化するかもしれない

デメリットは3つ挙げてみました。純正部品の値上がりもあるので費用と作業期間については避けられない問題ですね。それでは順に紹介していきます。

費用がかかる

なんといっても金がかかるのが最大のデメリットでしょう。

5速NAをターボ化をケチらずにしっかり行うと120~150万円ぐらいはかかると言われています。

2018年の相場観で、稀に出る70万円前後のNAをターボ化するとトータルで220万円ぐらいかなと…。

NAのターボ化は夢見れど費用の面で断念する方もいると思います。メリットも多いですが、費用面を考えると簡単にできないことがわかります。

完成までにある程度の期間が必要

エンジン降ろしをともなう作業ですので、NAのターボ化は時間もかかります。

自分がやっているセミレストアの作業はすでに1年以上かかっています。ターボ化の作業でも3~5か月はかかるんじゃないでしょうか。

クルマを預けている間は代車生活になりますし、しばらくz32に乗れないのはデメリットかと思います。

前後重量バランスが悪化するかもしれない

最終型z32 naの場合、車検証に記載されている車両重量は1490kgです。前軸が800kg、後軸が690kgとなり前後重量配分は約54:46ですからz32はフロントヘビーということになります。

理想は50:50と言われていますよね。

NAの軽いリアメンバー仕様そのままにターボ化すると、フロントヘビーがさらに悪化する可能性があります。

しかしz32 2シーターNAをターボ化した車両を運転したときはとても楽しかったことを覚えています。2by2と比較してもよく曲がるし運転しづらいとは感じませんでした。

NAのファイナルギアの効果なのか加速もかなり良かったですし、NAをターボ化することで総合的には良いクルマに仕上がると思います。

一応、数値上はフロントヘビーがさらに悪化しそうなのでデメリットとして挙げさせてもらいました。

(サーキットでは走らせていないので今のクルマが完成次第、レビューしたいと思います。)

まとめ:z32のターボ化は拘りがある人向け

z32NAのターボ化についてメリットとデメリットを紹介してきました。

NAをターボ化することで生じる機能的な差異はR200デフが使えることです。

ファイナルの数値はターボは最高速向け、NAは加速を重視しています。何が何でもR200が良いというわけではなく、最高速ステージに行きたい人はR230が搭載されているターボ車を購入して問題ないです。

小規模サーキットでz32を走らせたいのであれば、R200の方が楽しそうだなって感じです。

かつてD1で活躍した小山選手のz32はNAをターボ化した車両でした。R200はファイナルの選択肢があるから、コースによって変更していたのかなと。

ただファイナルの変更ってサーキットをガチで走る人しか変更しないので、z32のターボ化は拘りがある人向けのチューニングかと思われます。

z32NAのターボ化を検討中の方はぜひ実施してみてくださいww

今日のZ32:小山さんのフェアレディz32


D1に出走していた小山さんのz32です。Missionのフルエアロに蛍光ホイールがバッチリ決まっている車両です。小山選手曰く、ハイキャスがない事とR200化できることがNAをターボ化するメリットだと語っています。

ホイールベースが長い分、2by2の方がドリフト状態に持っていきやすいんでしょね。


小山兄弟がz32でドリフトしている貴重映像。さらに追走の映像ですから、見ていて楽しいです。ただz32でドリフトしようとすると切れ角がネックになってきます。

切れ角を上げる改造は必須なんだけど、シルビアみたいにパーツが豊富じゃないんですよね( ;∀;)


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